30代男の投資、リノベ、体づくり、、

30代中年男の豊かな暮らしをするためのあれこれ。

賃貸と持家論争の決着

よく賃貸と持家どちらがいいかという議論があり、そしていつも答えが出ない。

その状況についてこれから家を買おうか、賃貸でこのまま行くべきか現時点では中立な立場である自分が自分なりに落としどころはどこなのか考えてみた。

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機動力

賃貸は、

やり直しのコストが低い。

出産、結婚、転勤など家庭環境や仕事の変化では住まいを変えざるを得ない時がある。

そんな時は機動力のある賃貸にメリットがある。

持ち家だと、

売って買うというハードルが高いことと売買は短くても2,3ヶ月はかかってしまう。

そして都心であればまだしも郊外となると買ってくれる人が少なくなるため売買はさらに難易度が上がってしまう。

なら賃貸でいいのかというとそうでもなくて賃貸を選択する際に重要なのは、

何かが起きた時のために『とりあえず賃貸』という消極的選択として捉えるのではなく、

『いつでも動ける』という積極的な選択として捉えられていないと賃貸のメリットがない。

損得

損得でいうとしっかり資産価値等を考慮しているのであれば売買になる。

例えば新築買うより中古買ってリノベした方が資産価値は高いし、都心へのアクセス等色々考えて購入することでとりあえず賃貸という選択肢よりは結果的にはある程度得をする傾向になると思う。

 

一般に持ち家の場合、

多くの人は月々のローンという借金が怖いと思いがちだが

じゃあ賃貸で月々の家賃を滞納していたかというとそんなことはないはず。

なので支払いを大家にするか銀行にするかというだけの問題ともいえる。

将来の資産価値の考え方

ざっくり不動産価値というのは、

不動産価格=立地(都心へのアクセスなど)×広さ×築年数

で考えることができる。

じゃあ都心へのアクセスの価値、駅前である価値が今後も下がらないのかを考えてみると、

自動運転だったり、テレワークの普及だったりでアクセスの価値は今より低くなるかもしれない。

でも全国一律で価値が下がるわけではない。

例えば駅から5分のところと10分のところであれば当然5分の方が価値はある。(大きな割合でなくなったとしても)

全体的に価値が下がったとしても例えば駅から15分の所に住んでる人はより便利な駅から5分の所に住み始めることになるはずでよりいいところに住む人は存在し続ける。

賃貸と持ち家のそれぞれの家の特徴

他の誰かに譲れない魅力的な物件が賃貸と持ち家のどちらに多いかとなると持ち家の方が多い気がする。

それは賃貸だとそこまでお金をかけられていないということがあるのだと思う。

なぜかというと借りる人も貸す人も賃貸はとりあえず住めることが第一優先でこんなもんだという諦めみたいなものがある気がする。

貸す側としてはお金の問題があり、まずは空室率を減らすことが第一優先となると万人に受ける無難な物件が増えていくことになるのは想像に難しくない。

持ち家派から見た賃貸派

賃貸に住んでいる人は判断を先伸ばしにしている傾向があるともいえる。

賃貸の契約書は「来月の家賃払ってください」ということに対して、

持ち家の住宅ローンの契約書は35年にわたって払い続けてくださいとなりすごい重いことをしてるように思えるが、

逆の見方もあり、

賃貸の契約書は「あなたは家を持っていません。一生家賃というものを払ってください。」ということでもある。

「死ぬまで月末に家賃を払うことを誓いますか」ということでもある。

賃貸と持ち家の経済的なバランス

世の中は経済的に均衡が取れていくもの。

賃貸か持家かという話も結局どちらか得かわからない程度に落ち着いていくことになる。

リスクとリターンをみんな悩んで決めていくのだから自ずと相場も均衡が取れていくことなるのは当然のことのように思える。

何が自分にとって大事か

じゃあ何が自分にとって住まいに対して大事かということになってくる。

また賃貸か持ち家かという議論は大抵、経済的合理性に陥るがそういう意味であれば損得よりどちらが自分にとって楽しいか、豊かだと思えるかに行きつくのだと思う。

賃貸か持ち家かという話はネットや本でも良くあるが大体どちら側かのポジショントークになることが多い。

それよりまずはその時々の自分にとって何が幸せなのかを見極めることが大事。

外に緑が見えるとか自分がいいと思える家に住むことなど、いかにいい暮らしをおくれるかが大事だったりする。

一方、所有することで喜びを感じることはないし、それ自体が大事なわけではない。

「朝起きて5000万円の持ち家だー。」ってことで幸せを感じたりはしないしね。

じゃあ持ち家がいいかと言うと日本なんかは地震も多いし「持ってて安心」は幻想だと思う。

 

1番は気持ちよく住めるかどうか(家賃やローンが高すぎてヒヤヒヤするのもダメだし、我慢するのもダメ)

例えば、

今住んでいるマンションが好きでその近隣住民も自分のマンションが好きだったりする場合、

価値の共有ができてる人たちと暮らすということで自然と近隣住民のこともちょっと好きになれたりして、そういう環境では幸せ度が高いように思う。

そういう愛着は家だけでなく街にも存在して、同じ意識や感覚を持っている人が近くに多くいるとその場所から離れたくなくなるし、人それぞれで大事なものは異なるがそういうことが大事なのだろう。

自分なりの解決策

上記のように頭で妄想するだけでもいろんな条件があったり自分が本当に大事にしたいことや好きなことは実際経験してみないとわからない部分は多い気がする。

そうなると一回住んでみただけでは分からないので何回か引っ越したりして自分が大事にしたいこと、その町から感じることを試行錯誤してみるほうがいい気がする。

将来的には、

緑の多いところに安く買って、

もう一つ利便性のいい所には小さい部屋を借りたり、ホテルのように借りたりして2拠点生活という手段もありだと思う。

今後の賃貸と持ち家の関係性

でも、やはり資金的な制約は大きいので今後は買う借りるではなく、

買う人、借りる人が同時に共存するような物件が出てくればいいのではと思う。

例えば投資信託や株のように仲介業者が入ってその仲介業者が一括購入、一括管理をする。

持ち家を売りたくなったら紹介してもらえるなど。

あとは共有できるものはみんなで買う、共有できないものは個人で買うなど。

例えば大きな気持ちいいお風呂に入りたい場合は近隣住民で大きな銭湯を購入、所有するなど。

持ち家派が賃貸を使うメリット

一般にいい中古物件をリノベした方が資産価値を高められるというが、中古物件を買う前に賃貸でリノベの練習をしてみるのはいいかなと。

コーポラティブハウスや分譲所有物件とかに買う前に賃貸で試しで住んでみるというのは賃貸のメリットとなる気がする。 

結論

結局のところいろんなメリットデメリット、価値観があるので自分で納得すれば間違えというのはない。

自分がそのタイミングで感じたようにやって大丈夫だと思う。

ただ、壺と石の話のように大きな石をいつ入れるかは大事で賃貸か持ち家か特に何も考えずにやり過ごしてしまうとそのうち大きな石を入れられなくなるということがあるので日々考えていきたい。

また今後は貸す側から提供されるだけの家に妥協して住むのではなく借りる側も見る目をつけていい住まいでないと借りてくれないというような需要が高まればいい家が増えるのだと思う。

借りる方も知識をつけていい部屋が増える世の中になっていけばいいな。

 

 

 

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