30代男の投資、リノベ、体づくり、、

30代中年男の豊かな暮らしをするためのあれこれ。

優柔不断を直す考え方~石と壺の話~

 下記のような話がある。

 この記事は5分で読めます。

石と壺の話

ある大学教授が、クイズとして大きな壺を教壇に置いた。

その壺が一杯になるまで石を詰めて、彼は学生に聞いた。

「この壺は満杯か?」

 

次に砂利を壺の中に流し込み、壺を振りながら、石と石の間を砂利で埋めた。

そしてもう一度聞いた。

「この壺は満杯か?」

 

今度は砂を石と砂利の隙間に流し込んで、三度目の質問を投げかけた。

「この壺はこれで一杯になったのか?」

 

教授は水差しを取り出し、水を注いだ。

彼は学生に最後の質問を投げかける。

「僕が何を言いたいのかわかるだろうか?」

 

一人の学生が答えた。

「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込む事は可能だということです」

「それは違う。」と教授は言った。

「重要なポイントはそこではない。この例が示してる真実は、大きな石を先に入れない限り、それが入る余地はその後二度とないということなんだ。」

 

君たちの人生にとって”大きな石”とは何だろう、と教授は話し始める。

「それは、仕事であったり、志であったり、自分の夢であったり……」

「ここで言う“大きな石”とは、君たちにとって一番大事なものだ。それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちはそれを永遠に失う事になる。もし君たちが小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしたならば、君達の人生は重要でない何かに満たされたものになるだろう。」

「そして大きな石、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果、それ自体を失うだろう。」

引用元『会社がなぜ消滅したか』(読売新聞社会部/新潮文庫)の「文庫版あとがき」

f:id:my_own_pace:20210416235427j:plain

このように決断をしないままずるずる小さいことばかりしていると気づいたときには大きな決断をすることすらできなくなってしまう。

決断をしないことはこの例でいえば逆に小さな砂、砂利、石を入れることを選択していることだということ。

さらには思考停止なんかしていたら水くらいしか入れずにそのうち自分の人生で首が回らないほど行き詰ってこんなことじゃなかったのにと嘆くだけの人生になってしまう。

はたから見れば自分でそんな人生を選択したに過ぎないのに。

 

持ち家か賃貸かという議論がよくあるがずっと議論するだけで判断せず悩んでいるだけだと結局上のような大きな石が入れられなくなる可能性をはらんでいる。

ただ、持ち家を購入すればいいということではない。

何も考えずに購入することは大きな石を入れたことにはならない。

それは小さなものを入れているだけに過ぎない。

逆に賃貸を選択したとしてもそれが自分が考えたうえでの判断であれば大きな石を入れたことになる。

賃貸にしても購入しても考え抜いて早く決めることが大きな石を入れられる唯一の方法となる。

 

 

プライバシーポリシー