上記でも書いたが、
G2は、
30年以上住むのであれば、この基準が最も費用対効果が高いと言われている。
G3は、
60年以上の超長期で考えた場合に、ランニングコストでメリットが出てくると言われている。
自分は車を持っていないが車の燃費は聞くのに、家の燃費というのはあまり聞かないのは金額が違うからなのか。
でも毎日いる家なのだから家の燃費を考えてみてもいいと思う。
まず暖房は冷房の10倍のコストがかかるとのこと。
家全体で使用するエネルギーの1/3が暖房とも言われているのでこれを考慮することで光熱費は格段と変わってくる。
灯油消費量で考えた例)
ドイツ基準のパッシブハウス(15[kWh/㎡・年])だと、
15[kWh/㎡・年]×120㎡=1800[kWh/㎡・年]
→180Lの灯油→赤い灯油ポリタンク10本分
HEAT20 G2レベル(40-60[kWh/㎡・年])だと、
50[kWh/㎡・年]×120㎡=6000[kWh/㎡・年]
→600Lの灯油→赤い灯油ポリタンク33.3本分
2020基準の住宅(95[kWh/㎡・年])だと、
95[kWh/㎡・年]×120㎡=11400[kWh/㎡・年]
→1140Lの灯油→赤い灯油ポリタンク63.3本分
(条件:120㎡の家を全館暖房で20℃キープした場合)
(10[kWh/㎡・年]→1Lで計算)
別の例で金額で算出した例)
HEAT20 G2レベル(Q値1.6)に対して、
HEAT20 G1レベル(Q値1.9)だと+672000円
2020基準の住宅(Q値2.7)だと+1848000円
(条件:120㎡の家をエアコンで全館暖房。電気代は28円/kWhとして計算)
家の場合は車とは異なり、エネルギー使用量だけでなく快適さという指標が入ってくる。
しっかり断熱された家は窓辺でも寒くないなど。
また、話はそれてしまうが、
日本はエネルギーの自給率がわずか4.4%で毎年28兆円の化石燃料を輸入している。
国民一人当たり215000円。3人家族なら645000円。
毎年払うこの金額を断熱改修にあてられれば、
- 家が快適になる
- 光熱費が節約される
- 海外にお金がでない
- 国内で利益が残る
また日本は国土の67%を森林に覆われていて木質資源が豊富な国。
この資源をメンテナンスしながらきちんと利用していけば大部分のエネルギーを国内で自給することが可能と言われていて、さらには地方の雇用創出もできるとのこと。
- 価格: 2090 円
- 楽天で詳細を見る