30代男の投資、リノベ、体づくり、、

30代中年男の豊かな暮らしをするためのあれこれ。

高断熱な家のコストメリットと健康寿命

最近は金融リテラシーという言葉が知られてきて日本は箪笥貯金が多いと言われているなか徐々に投資信託ETFへの投資、つまりお金にも働いてもらうというような意識が徐々にだろうが広まってきている。

定年後2000万円不足するというような年金問題が取りざたされて久しいが、

お金がある程度定年後に用意できたとして、

次は人生100年時代、どれだけ健康でいられるかという健康寿命の重要性がだんだん取りざたされてきているのではと思う。

あのホリエモン健康寿命や予防医療というものに目を向けていて、やはり長生きしても不健康だとつらいなと共感する部分もある。

日本の医療費

国としての医療費も増すばかりで何か病気になってからの入院や薬での対処だとコストが大きくなってしまう。

例えば日本の医療費は下記グラフのように(少しデータが古いが)入院や調剤関係で5兆円ていどアップしている。

これは国防費(5兆円)相当がそれぞれ増えてしまっていることになる。

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日本の健康寿命

この膨大な医療費によって日本は長寿となっている側面もあるだろうが、長寿と健康寿命は異なる。

健康寿命と平均寿命の差を厚生労働省は「不健康な期間」としているが、これが日本では11年程度に対して欧米各国は7~8年程度となっている。

日本人は健康なまま長生きしているというわけではないと言ことになる。

医療費削減のために食事や運動などの生活習慣の改善があげられるが、

それに加えて住宅環境への取り組みも欧米ではされている。

高断熱にすることでのコストメリット

とあるニュージーランドの研究で断熱改修した住環境と、してない住環境での健康を比較すると断熱性能を高めた住居の方が様々な症状が軽減され健康性も向上することが示されているらしい。

また治療費の軽減効果と暖房エネルギーの省エネ効果を合わせてコスト評価をすると、

30年使用した場合、断熱改修のコストの2倍分のコストが、治療費と暖房エネルギーにおいて削減できるという結論となっている。

30年という長期間の条件はあるがその条件下では断熱改修をしないと損だということも言える。

なので、

断熱改修コスト=暖房冷房費×25~30年

断熱改修コスト=(暖房冷房費+医療費)×15年

という感覚は自分の住宅を購入する際の知識として持っておいていいのではないかと思う。

最後に

このように投資やお金の面と、健康の面どちらにも住宅は大きく関連するという観点も重要で、これからは健康改善による医療費削減効果も住宅の購入プランを考えるうえで考慮していく必要があるのではないかと思う。

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