中古マンションを購入してリノベーションをしませんかというセミナーに行ってきた。
なぜ中古マンションのリノベなのかというと、
新築物件は価格が高騰していることや中古マンションの方が前から建っているため、立地がいい場合があるのが長所としてあるからだ。
今回はそれを無印良品が提案していたので、そのセミナーのまとめと忘備のための記事となる。
行こうと思ったきっかけ
行ってみようと思ったきっかけはインスタか何かの広告で見たのが最初。
もともとリノベや無印良品の商品は好きだし、興味があった方ではあった。
ただ、まだ独り身で具体的に家を買う計画もない状態だった。
そんな状況でなぜ行くことになったかというと正直何か大きなことがあったわけでもなく、平日仕事のランチをしてる時にスマホを眺めていた時に開きっぱなしだったそのリノベセミナーのサイトを見直したくらいだった。
強いて言えば、その週末にこれといって予定もなかったこと、あとは興味があるままやらないで終わってしまうケースだと思ったこと位だろうか。
そう思ったのも明日になれば忘れるくらいの軽い感じである。
とりあえずセミナーが予約締め切ってたら行けないし、とりあえず予約だけでもしてみようかと。
そしたら予約できてしまったのだ。
社交性の低い自分が一人でしかも具体的なプランもなく、思いつきで行くことになるなんて。。
まあ大勢の人がいる中で紛れるだろうし、とりあえず頭で夢だけ見ててもしょうがないし、雰囲気だけも分かれば見る世界が変わるかもしれないし。
フットワークの軽い感じに自分でも戸惑いつつも、そんな自分を褒めてあげたいくらいだ。
会場などの雰囲気
行ったのは無印良品のリノベーション 青山店。
2階か3階くらいだったように思う。
ちょっと込み入ったところにあるので注意。
セミナー終わりの昼頃には隣がカフェなのか行列ができていた。
エレベータにで会場に入るとフロントに電話があり、スタッフを呼び出す形式。
奥に入ると、室内は下記画像のソファのところに椅子が置かれていて、このディスプレイで説明を受けるという形だった。
全然自分が想像していた規模じゃない。。
こ、こ、これでは数十人の中に埋もれて雰囲気を感じるだけというわけにはいかない。。
当日は3人分の椅子があった。
しかし5分前に到着した自分以外だれもお客はいない。。
結局説明をしてくれる担当者の方と自分の1対1となった。
売り込みとか色々聞かれたらどうしよう。。
と、最初は思っていたが結果的には無印良品らしい穏やかな形で説明を受けられて、逆に自分一人ということで具体的な質問や自分が説明を受けていく中で分からないことを色々聞くことができてよかった。
時間としては2時間程度質疑応答も含めていろいろなことを教えてもらえる。
担当者の方の情報としては、FP2級、宅建士、以前にリノベ会社にいた方。
本人もそのリノベ会社でコンクリートむき出しのおしゃれなマンションを購入したそう。
ただ夏は暑くて冬は寒いということであまり家に居づらいということで断熱の大事さに気づいたとのこと。
逆にそんな会社単位でも寒い暑いという物件を扱ってしまうのかというところが不安に思ったところ。
購入の際はいかに相手が大きな会社だとしても信用しないでおかないと思ったところ。
年齢は30代前半位かな?
フィナンシャルプランナーらしく家族構成やその家族のステージごとのかかる費用が分かる資料があって参考になった。
せっかく1対1のセミナーになったので、どのリノベ会社に以前いたか聞いておけばよかった。
セミナ内容
ざっくりした内容としては、物件の探し方から住むまでのスケジュールなど。
鉄筋のマンションの耐久?年数は結構人によって違うようで60年~170年くらいと幅があるとのこと。
そのうえで無印では100年程度は管理されてればもつという認識のようだった。
費用について
具体的な費用の説明はなかったが無印でリノベして販売している団地の販売HPを見せてもらった。
2000万円位からあり、今のご時世で考えらない位かなり割安!とちょっと驚いてしまった。
でも冷静に考えればそもそも団地なんて500~600万とかだったりするから(もちろん場所にもよるが)、2000万円位という価格はそんなもんだろうなという風に今は納得している。
ただ、団地だからだろうが手が出ない価格帯ではなかったので、現実味もあり、ちょっとありかもと一瞬思ってしまった。
中古マンションでいいと思ったところ
中古マンションでいいと思ったところは、
今現在の①価格(実際の資産価値みたいなもの?)、②管理状況が分かること。
新築マンションだと実際の部屋を見ずに購入しないといけない場合があるが、そのあたりは実際の状況を見て判断できるのは大きいなと思った。
リノベについて
リノベに関しては無印では一度フルスケルトンにするとのこと。
長年の経年劣化などによるカビ、漏水、雨漏りなどを確認して対策するためらしい。
確かに見えないところかもだがカビなんか生えてたら健康にもよくはなさそうだ。
一担当者の感覚だが3/10件位の確立で上記のような問題は出ているとのこと。
ちなみにフルスケルトンにして手に負えないほど改修費用が掛かることはないかと聞いたところだいたい傾向的に同じでそのようなことはないとのこと。
また、カビが生えるようなところはどうしたってまた生えてくるのではという気もするがそこはあまり深く聞くことまではできなかった。
内見で見るところ
内見で見るところは主にひび、欠け、エフロ、防水がはがれてないかなどのようだ。
エフロとは、コンクリートやタイル貼りモルタル部分の劣化(中性化)が進み、表面から白い溶液が流れ出る現象のことらしい。
後でネット調べてみると、モルタルなどに含まれる酸化カルシウムが浸入した水分により溶解、外部に流出し外気中の炭酸ガスと結合し白色の炭酸カルシウムに変化したものとのこと。
購入前に気を付けること
1. 重要事項調査報告書
積立金や修繕履歴が分かる書類。
過去や今の修繕にかかる費用などが分かる資料になる。
2. 長期修繕計画書
重要事項調査報告書が今までの資料に対して、こちらはこれからどのくらいかかるかというのが分かる資料。
長期修繕計画書はないマンションもあるようなので、その場合は重要事項調査報告書から予測するとのこと。
あとは、隣や階の上下の人の雰囲気は不動産屋さんなどに確認しておいた方がよさそうだ。
物件を購入する際の費用は物件以外の仲介手数料などの諸費用として物件価格の7~10
%程度かかるとのこと。
具体的な数字で提示されるとわかりやすいと思った。
一番参考になったこと
一番参考になったのはライフプランシートというやつ。
生涯のお金についてシミュレーションができてどのくらいのお金がいつ必要かなどが可視化できる。
実際使っていたのは独自で作成したものではないらしく、ライフプランシートでググると出てくると言われたので探してみた↓。
ライフプランを設計してみた【テンプレ(スプレッドシート)あり】|kasugai
うん、同じような資料だった気がする。
自分も後でこれを使って自分なりに整理してみようと思う。
断熱について
断熱の性能結果も提示してくれるのはいいなと思った。
二重窓や断熱をしてない場合の長期的な健康リスクなどの話もあった。
相談や物件探しまでは無料で気兼ねなく来てほしいという感じだったのでそこはかなり好感が持てたところ。
感想
行く意味があるかという点では、今までリノベーションや断熱等を調べた時の前の知識が古くなってないか、本で見た知識だけだったが考えが間違ってないか再認識ができたのはよかった。
気密については話がなかったのでそこの所、どうなんだろう。。
無印良品のいい所は、
・物が少ない感じで整理されている
・情報が少ないので全体を把握しやすい(どのような状況か理解しやすい)
そういうところが今回のセミナーでもいい感じで出ていて理解はできたように思う。
最近の流行りということなのか部屋で区切られていたところを壁をつぶして広い部屋にするというのは上記画像でも同様、無印でも常套手段としてやっている感じだった。
ま、狭い部屋より広い部屋のほうが普通はいいもんね。
気になるのは家族構成が変わったときに部屋を増やしたい、壁をつけたいとなったときだが、それ自体は特に問題なくできるようだった。
電源等は最初に這いまわしておいた方がいいということだった。
確かに部屋つけて電源なかったら不便だし、これはセミナーに行って気づけたことだったなと思う。
ただ、リノベできれいにして現代の部屋の仕様にしても結局人の好みによるところもあり、リノベをすれば資産価値が上がるわけではないとのこと。
残念だがまあしょうがないかという感じ。
でもタワマンでよく見るようなきれいすぎる部屋だったり、よく見るカウンターキッチンみたいなものに全然良さを感じないし、みんなそれでいいの?位に思ってしまうのは自分だけだろうか。
ちょっとは資産価値上がってもいいのでは?と思うところは少しだけはある。
今度はセミナーだけでなく、やはり宿泊体験か。
めちゃくちゃ寒いところでエアコン一つでTシャツ、裸足で過ごせるのか。
そんな家できたら最高だな。
社交性が低く、人見知りでマイペースな自分にカツ!w