※この記事は3分で読めます。
オフィスREITは今厳しい環境にあり、
例えば、三鬼商事の空室率は現在5%程度となっている。
東京 | オフィスマーケット情報 | オフィス移転・賃貸ビルの仲介なら三鬼商事株式会社
5%を超えると向こう5年ほどは賃料が下がり続けるというのが歴史から示されている。
なのでこれだけを見ると相当期間賃料が下落していく可能性があるように見える。
ただし、一方ではインベスコオフィスのデータを見ると稼働率はほぼ100%というデータもある。
若干1月から下がり始めてるように見えるが前回の2019年5月~2020年4月のグラフを見てみてもあることなので問題ないと思われる。
稼働率の推移|ポートフォリオ|インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人
三鬼商事とインベスコオフィスの違いは、
三鬼商事は雑居ビルで小さな事務所が入るようないわゆる競争力が低い事務所のデータとなる。
一方、インベスコオフィスのデータはオフィスビルであり、駅近で大規模ないい物件を指す。
また、そのような物件に入っているテナントも規模が大きかったり名前の通った企業となるため体力もあり小さい事務所など他に比べるとコロナの影響は小さいと予想できる。
上述したように自然空室率という賃料が下落する水準があり、これが5%以上になると賃料が下落していく。
それがインベスコオフィスのようなオフィスREITには全然届いていないため賃料の下落の可能性も比較的小さいと予想される。
オフィスREITで影響のありそうな話題としてはリモートワークの増加があるが、
リモートワークには向き、不向きのある業態があり、インベスコオフィスのような駅近の人気の場所なんかは問題ないと言える。
各REITが出す決算説明資料でもそのような趣旨の報告が多いと言われている。
なので今、
コロナの感染拡大によりREITは非常に厳しい状況でREITの価格も下落しているが、
いずれコロナウィルスのワクチンが広まって感染拡大も収まり始め、コロナを克服していこうとするこの時期こそオフィスREITの買いの絶好の買い時といえる。
また、REITを購入する前に理解しておくべきことも記載しておく。
1. 長期保有を念頭に入れること
REITは不動産投資なので目先の短期的な値動きに惑わされず、半年から1年半程度の単位で保有して安定配当を目的として購入すべき。
持っていたらいつの間にか値段が上がっていたくらいの認識を持っておくこと。
2. REITの価格が決まる3要素
- 株式市場
- 不動産市場
- その他、様々な思惑
REITはこれらの要素から影響を受ける。