髙橋ダンさんの下記の動画を見てJR東海の株を買ったが果たして高配当株としてはどうなのか改めて検証してみた。
髙橋ダンさん曰く利益率がすごいということだがそれぞれの指標を見ていこうと思う。
忙しいサラリーマンでもできる日本の高配当株の具体的な見つけ方
1. 売上高
判定基準:金額の大きさより、「右肩上がりか」と「増減が激しすぎないか」
売上高の増加割合が小さいが少しずつ伸びている傾向。
2020年あたりはコロナの影響かな。
2. EPS
判定基準:右肩上がりになってるか
2020年あたりはコロナの影響もあったのでまあしょうがないかな。
3. 営業利益率
判定基準:10%以上なら優秀、5%以下は却下
こちらもコロナの影響を受けているがすでに10%近くまで持ち返せていることは評価できる。
しかもコロナ前は35%とかなり高い部類。
4. 自己資本比率
判定基準:40%以上は必須、60%超えると安心、80%以上は好印象
うーん、40%にぎりぎり届いてない。
微妙。。
5. 営業活動によるキャッシュフロー
判定基準:毎年黒字で右肩上がりにあること。(過去10年で一度でも赤字がある場合は却下)
基本的には黒字だが毎年増えているわけでもないという感じ。
今年なんかはしょうがないかもしれないが。
6. 現金等
判定基準:長期的に見て現金が増えているキャッシュリッチな企業が候補(それ以外は却下)
まあざっくりいえば右肩傾向で増えてると思うのでここは問題なし。
7. 1株当たり配当金
判定基準:配当金が安定しているか(減配や無配になってないか)、成長しているか
注意点:直近10年は景気が良かったのでリーマンショックの時などの悪い時の状況も確認しておくこと。
2012年に無配に近い減配をしていることになってる。。
ただIR BANKの注意書きには、
「分割調整エラーの可能性あります。不正確かもしれません。(3)」
とのこと。
この時期で何かあったかというと東日本大震災があった??
検索してみると決算説明会の資料があり特に減配してないので問題なさそう。
8. 配当性向
判定基準:30~50%なら健全、70%以上は要警戒
配当少な。。
高すぎるのはよくないけど低すぎると逆に株主を軽視してるんじゃないかっていう気持ちにも。。
まあでも今後、株価が上がってくれればそれでいいか。。
最後に
IR BANKでの過去実績確認8項目中、
自己資本比率、配当性向の2点が高配当株として考えると見劣りする結果。
まあ自己資本比率は中小企業ではないので大丈夫かな。
あとは営業活動によるキャッシュフローがちょっと微妙な感じ。
いい点はやっぱり営業利益率が高い所。
要因は新幹線の収益率はかなり高いため。
通常、10%でも優秀とされるところ、35%程度といかに新幹線の収益率が高いかが分かる。
JR東日本やJR西日本でもコロナ前10%程度。
「東海道新幹線を持っているJR東海は、利用客が5割、もしくは6割も戻れば黒字になるだろう」とも言われているので今後も自然災害等を除けば安泰と言えそう。
また決算プレゼン資料を見ると去年より回復傾向にあるもののコロナの影響はまだあるようだが今後リニアの開業もありすぐに倒産などは考えられず、むしろ希望のある会社と言える。
ただ高配当株として新たに買うという場合は選択肢には入れないかもしれない。