30代男の投資、リノベ、体づくり、、

30代中年男の豊かな暮らしをするためのあれこれ。

忙しいサラリーマンでもできる日本の高配当株の具体的な見つけ方

日本の上場企業は約3700社。

そのうち高配当を出してくれるのは数十~数百社がある中で具体的にどのように優良な高配当株を探せばいいのかをいつでも確認できるようにまとめてみた。

高配当株リストを取得

「Yahooファイナンス 配当利回り」で検索

配当利回り(会社予想):株式ランキング - Yahoo!ファイナンス

これは配当利回りの高い企業のリストでこの中から投資してよい高配当株を探していくことになる。

ちなみに自分が購入しているJR東海は、

東海旅客鉄道(株)【9022】:詳細情報 - Yahoo!ファイナンス

今のところ利回りが低い。。

まあ利益率は高いということで。。

IR BANKで過去の実績確認

上記の高配当株リストから気になるものを一社ずつ見ていく。

ここで投資していい企業をある程度選別することになる。

慣れると5分程度で減配や株価が下がるような企業をはじけるので絶対に確認すること。

確認方法はIR BANKを使う。

銘柄コードか企業名で検索。

その企業のページの左端の決算をクリック

確認する項目は、

1. 売上高

営業収益や収益などのこと。

ここで注意する点は金額の大きさより、「右肩上がりか」と「増減が激しすぎないか」である。

増減が激しいということは業績が不安定で配当金も安定しないということになるので却下となる。

2. EPS

1株あたりの利益のこと。

これは「右肩上がり」になってればよし。

なってなければ却下。(他の項目がいくら良くても)

3. 営業利益率

売り上げのうちどのくらい営業利益が出ているかということ。

営業利益が高いほど儲かるビジネスをやっている収益性の高い企業と言える。

ちなみに東証一部上場企業の営業利益率は平均7%前後。(金融業含まない)

ハードルとしては10%以上なら優秀、5%以下は却下。

悪化しているのか改善しているのかの傾向も見る。

この点で言えばJR東海は高評価となる。

4. 自己資本比率

自己資本が高いほど倒産しにくいので企業が簡単に倒産しないかが分かる指標となる。

ハードルとしては40%以上は必須、60%超えると安心、80%以上は好印象。

中小企業の場合、自己資本比率40%以上の会社が10年以内に倒産する確率は3.5%。

f:id:my_own_pace:20210902105843p:plain


2019年度版 中小企業白書

上場企業で60%以上ならさらに倒産の可能性がかなり低いためこのあたりが安心できる閾値となる。

5. 営業活動によるキャッシュフロー

商売をして手元の現金がいくら増えたかを指す指標。

毎年黒字で右肩上がりにあること。(過去10年で一度でも赤字がある場合は却下)

6. 現金等

単純に現金が増えているかどうか。

増えていくのが理想で、

長期的に見て現金が増えているキャッシュリッチな企業が候補(それ以外は却下)

現金の多い企業は

  • 不景気も乗り切れる
  • 大きな事業投資ができる
  • 配当や自社株買いなどで株主に還元してくれる

見逃してしまう点は現金以外の株や債券などの換金性の高い資産を持っていたりするのでそれも見逃さないこと。

7. 1株当たり配当金

その名の通り1株当たりどのくらい配当金を出しているかで高配当株投資においてトップレベルに重要な指標。

配当金が安定しているか(減配や無配になってないか)、成長しているか

注意点は、直近10年は景気が良かったのでリーマンショックの時などの悪い時の状況も確認しておくこと。

8. 配当性向

利益のうち何%を株主にキャッシュバックしているかを示す指標。

企業が無理して配当金を出していないかが分かる。

30~50%なら健全、70%以上は要警戒

一般に70~80%くらいになってくると今のレベルの配当金を出すのは厳しくなってきたのかなという予想ができる。

企業HPで最新の実績確認

IR BANKを使って企業を絞りきれたら最新の企業情報を確認する。

  1. 「会社名 IR」でgoogle検索
  2. 「投資家情報(IR)」という項目をクリック
  3. 「決算プレゼン資料」を見る

決算短信」とか「有価証券報告書」など色々な資料で企業は業績を報告している。

ただ「決算短信」とか「有価証券報告書」の内容は難しいのでまずは「決算プレゼン資料」を見るとよい。

決算プレゼン資料とはここ3か月の売り上げや利益や好調、不調のビジネスの報告、説明をわかりやすくしてくれる資料。

この決算プレゼン資料がなければ決算短信の1ページ目だけ見ればある程度の内容は把握できる。

その他の情報から将来予想

例えば、

  • 社長のインタビューや記事を見る
  • 業界の未来として競合他社について調べる
  • 実際にその会社のサービス、商品を使ってみたりする

などの方法を用いて購入すべき高配当株かを判断していく。

プライバシーポリシー