30代男の投資、リノベ、体づくり、、

30代中年男の豊かな暮らしをするためのあれこれ。

断熱、気密とは

断熱、気密は服に例えると、肌を露出せずに(気密)厚着できるか(断熱)。

f:id:my_own_pace:20210419223221j:plain

断熱について

もっとも熱を伝えにくい物質は空気。

空気は移動(対流)してしまうので移動しないように閉じ込めておくのが断熱材の役割となる。

断熱材は天井、床、壁面を含めた6面すべてに追加するのが基本。

断熱材の厚さの黄金比

天井2:床1:壁1(同じ断熱材の場合)

床に高性能な押出法ポリスチレンフォームを使うと厚さがおよそ半分になるので、

天井4:床1:壁2

となる。 

気密について

ビニル袋に水を入れて横と下に穴を開けた場合、水の勢いが強いのは横より下となる。

これは重力によるが、空気の場合は上下逆のような感じになる。

暖気は上に昇っていくため気密性能が低いと上昇気流によってすごい勢いで暖気が逃げてしまう。

日本の住宅の寒さは気密性能の低さによるところが大きいらしい。

隙間が小さくなり気密性能が高くなるだけで熱の上昇気流が穏やかになり、温度ムラの少ない暖かさが得られる。

頭は暑いのに足元が寒くなる場合は気密のせいでこれも上昇気流によって下から冷気を引き込んでしまうため。

かと言って暖房を強くするとさらに足元に多くの冷気が引きまれてしまう。

水蒸気を含んだ空気を壁内に入れないようにするのも気密の役割となる。

壁内に水蒸気が入るとグラスウールなどの断熱材が湿って断熱効果が薄れる。

柱や梁を腐らせる要因にもなる。

一般的な対策としては室内側の仕上げの下に施工する気密シートが壁内の結露を防いでくれる。

プライバシーポリシー