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オリーブオイルは体に良くない!?

オリーブオイルは太りにくいとかMCTオイルやココナッツオイルがいいと何となく聞いたことがあるがそれはなぜかまとめてみた。

脂肪酸とは

脂肪酸飽和脂肪酸不飽和脂肪酸の大きく2つに分けられる。

ざっくり言うと飽和脂肪酸は、溶ける温度が高く、バターやラードなど常温で固まる「脂」。

不飽和脂肪酸は低い温度でも溶け、サラダ油やオリーブオイルなどの10-20℃程度の室温でも液体の固まらない「油」に分けられる。

飽和脂肪酸の中には短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸に分類される。

(ただし長鎖脂肪酸には不飽和脂肪酸のものもある。)

一覧については分かりやすい表があったので下記参照。

出典:一般社団法人Jミルク

短鎖脂肪酸・・・短い鎖の脂肪酸

だいたい炭素数が2~4個くらいあるもの

人間の腸の中で作られる酢酸、酪酸、プロピオン酸というような脂肪酸

牛乳、バター、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品

中鎖脂肪酸・・・中くらいの鎖の脂肪酸

だいたい炭素数が8~12個くらいあるもの

ココナッツオイル、パーム油など

長鎖脂肪・・・長い鎖の脂肪酸

だいたい炭素数が12~18個くらいあるもの

オリーブオイル、サラダ油や肉の脂、ラード、牛脂とか一般的な油

MCTオイル

MCTオイルのMCTはMedium Chain Triglyceride(ミディアム チェイン トリグリセリド)の略で中鎖脂肪酸そのもののこと。

MCTオイルは、油が採れるココナッツやパームヤシから、中鎖脂肪酸だけを抽出してつくられたオイル。

 

ココナッツからとれるココナッツオイルの中鎖脂肪酸がなぜ体に良いかというと中鎖脂肪が多いため鎖が短い分エネルギーになりやすいというイメージを持てばよい。

つまり中鎖脂肪酸は脂質の仲間で、体脂肪として蓄積されにくいということ。

 

日々摂取する食用油の多くは長鎖脂肪酸でできていて、その長い鎖は消化吸収されるまでにいくつものプロセスを経なければならない。

それに対して鎖の短い中鎖脂肪酸は、水になじみやすい性質を持ち、より速やかに肝臓に取り込まれ、分解されるため、通常の脂質と比較して素早くエネルギーに変換され、体脂肪として蓄積されにくくなる。

また、脳のエネルギー源であるケトン体に体内で変換されやすいことも最近の研究でわかり、アルツハイマー病への応用研究もされている。

ガンの人もこのケトン体が多いとガンが早く治りやすいという話もある。

ケトン食によるがん栄養療法の有効性 | 練馬桜台クリニック

これらがMCTオイルやココナッツオイルが体に良いと言われる理由となる。

オリーブオイル

オリーブオイルも体に良いとされるが本当にそうなのだろうか。

オリーブオイルは上記のように長鎖脂肪酸となる。

長鎖脂肪酸だと中鎖脂肪酸と比べてエネルギーになりにくく体に悪いのではと想像するかもしれないが長鎖脂肪酸の中でも不飽和脂肪酸の分類に入る。

さらに不飽和脂肪酸の中には単価と多価という二種類に分けられる。

オリーブオイルは単価に含まれる。

多価は魚の脂やサラダ油があるが酸化しやすく酸化したものを摂りすぎるとあまり体に良くない。

それに対して単価のオリーブオイルはあまり酸化しにくいために体にいいとされる。

またGLP-1というインスリンの働きを高めてくれるようなホルモンを出してくれる働きもあり、その点でも体にいいとされる。

なのでオリーブオイルが長鎖脂肪酸だから悪いということでもないようだ。

またオリーブオイルは加熱に強く、一方でMCTオイルやココナッツオイルは過熱するとすぐ煙が出てしまい過熱には向いてない。

なので加熱調理の場合はオリーブオイルなんかが良いとされる。

 

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