サンダルは夏の海、キャンプ、登山の山頂での履物などリラックスしたときに履くものというイメージがあるが走れるサンダルというものもある。
それが「ルナサンダル」。
しかもシリーズによってはかなり素足感覚で走れるという特徴がある。
ルナサンダルとは
まずルナサンダルとはどういうものかという話だがベアフットランニングという言葉がある。
裸足や、かなり薄いソールのシューズでランニングすると足本来の機能や感覚を取り戻せ、フォームが改善されたり、ケガが防げるといわれるのがベアフットランニング。
その分野で人気となっているのがルナサンダル(LUNA SANDALS)。
基本的に調整できるストラップ2本がついていてそれによって足をしっかり固定することができる。
(1つは取り外し可能なのでシーンによって使い分けできる)
シリーズ
シリーズは主に4つある。
主にソールの薄さやフッドベッドの違いで分類される。
オソ・フラコ ウィングドエディション(Oso Flaco Winged Edition)
厚さは4つの中で三番目に薄い11mm。
短くオソ・フラコとも言われていたりする。
山のようなでこぼこした地形でもタフに走れるビブラム社のメガグリップをソールに採用しているオフ・ソラコ。
足裏に接触する靴のインソール(中敷き)にあたるフッドベッドにはびしょ濡れになっても滑る事が無い全天候型のMGT(Monkey Grip Technologyの略)グリップというものが使われている。
雨やぬかるんだ山道でも走りに集中することができる。
ベアフットランニング入門者におすすめ。
山好きは一足持っといて損なし。
オリジン・フラコ(Origen Flaco)
厚さは4つの中で二番目に薄い10mm。
ルーツとなったタラウマラ族のワラッチ・サンダルを受け継いだオリジン・フラコ。
ソールにはゴムタイヤをベースにした「Upcycled Tire Outsole」を使用。
濡れたアスファルトから山道まで様々な路面に対応。
フットベッドは天然素材をなめし液に使った、ベジタブルタンニン・レザーが使用されていて高級感あり。
リゾートホテルやビーチなどにも適している。
後述するべナードに近い足裏感覚。
ただ革が結構固めで最初は足になかなか馴染みにくい。
(馴染んでいない間は若干フットベッドの上で足が滑りやすい)
モノ ウィングドエディション(Mono Winged Edition)
厚さは4つの中で最も厚く15mm。
MONO 2.0とも言われる。
ビブラム社の「モアフレックス」を採用。
クッショニング性能に優れながら、軽量性も確保している。
こちらももちろんぬかるんだ山道だけでなくゴツゴツした岩肌や硬いアスファルト、砂浜など様々な場所に対応するオールラウンドなサンダル。
ルナサンダルは気になってるけどそこまで攻めた履き方はしたくないという人におすすめ。
ベナード 2.0(Venado 2.0)
厚さは4つの中で一番薄く9mmで最も軽い。
薄いビブラムソールとMGTのフットベッド。
ちなみに旧モデルはもっと薄い6mm。
ルナサンダルのなかで最も薄く軽量なので、登山用ザック・リュックの中に入れやすくかさばらない。
ルナサンダルの最大の魅力である裸足で登山を楽しむといった場面に最適。
元祖ルナサンダルと言えるモデルで、ベアフットサンダルとは?ベアフットランニングとは?の答えが知りたい方は間違いなくこれを選ぶべき。
自分が履いているものは
自分はルナサンダル入門とも言えるオソ・フラコを履いている。
自分は新宿のオッシュマンズで買ったがその時も全種類があるわけではなかった。
自分の買ったオソ・フラコとべナードの2種類だったかな。
ラインナップが揃っていればだが試し履きのお店としては先日のスポルティバの靴の試し履きで好印象だったカモシカスポーツがおすすめ。
的確なアドバイスをくれるし、一方的に勧めてこない感じがちょうどいい。
山でも海でも街でも夏の間はほぼこれを履いていた。
かれこれ5年程度。
流石にここまで減ってくると滑りにくいビブラムでも滑ってくるのでソールの交換をしたいがそういうサービスはなさそう。。
中には自分でシューグーをつけたり滑りにくい素材を貼る人もいる。
替えのストラップは売っている。
履いてみた感想
やはり街歩きでも一日歩いていると足が疲れている気がする。
自分なんかはルナサンダルを履いた夜は足に熱を持っている感じがするのでYouTubeとかを見てくつろぎながら保冷材の上に足を30分程度置いて冷やしたりしている。
少し話は逸れるが睡眠は風呂上りの90分後くらいから寝るのがいいと言われていたりするがそれは足や手などの末端から熱が放射されて末端の温度が下がることで睡眠に入っていくらしい。
赤ちゃんが眠い時に手足があったかくなるのもその理由からだ。
だから冷え性がひどい人以外は入浴後に足を冷やしてみることを一度試してもらいたい。
またこのサンダルは山頂での行動用のサンダルとしてはうってつけだと思う。
かさばらないし、ランニング用ということもあり多少の岩場で脱げる心配もない。
クロックスなんかだとかさばってザックに入らないし、ビルケンシュトックだと脱げてしまいそうな気もする。
またちょっとしたアクセス用としても使えたり、下山後の行動用としてもありだし、登山用のサンダルとしてはオールマイティに活躍してくれる。