できればエアコンは使わずに自然の風で家の中を快適にしたい。
それには部屋の対角面に窓をつけること。
そうすることでどの方角からも風が入り室内の空気が循環する。
またこの前後左右の考え方だけでなく上下の位置も大事。
それは無風状態の時に重力換気※を促すために建物の下部と上部に窓があると下の方から風が上に吹き抜けることで体幹的にも風を感じやすくより快適になる。
風速1mの風が吹けば体感温度は1℃下がる。
※温かい空気は上へ、冷たい空気は下にたまる特性を利用し、高所・低所にそれぞれ窓を設置し、空気を移動させること
✖
向かい合う面だけ窓をつける
→風向きによって風が通らない
△
3面に窓をつける
→空間として落ち着かない
○
対角面の2面に窓をつける
→度の方か他の風でも風が通る
ただし都市部においては通風だけでは夏は不快。
梅雨の時期~9月の蒸暑期は、
住宅が密集化、熱帯化、アスファルト化した都市部では、
理想的な風は吹かないので通風だけに頼るのは厳しい。
この時期は常に湿度が70%を超える。
60%以上でダニが指数関数的に増加したり、カビも発生しやすい。
これを防ぐにはエアコンが有効。
梅雨は除湿運転、夏は冷房運転するしかない。
その場合は断熱、気密が大事になる。
ちなみに冷房は、
・冷房運転の方が除湿運転より省エネ
・エアコンより小型の除湿器の方が省エネということはない
エネルギー使用量の順番は、
小型除湿器>エアコン除湿運転>エアコン冷房運転
となる。
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